環境省は、平成24年2月に実施した、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験の結果を公表した。同省は、PCBを含む廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から同実証試験を実施しており、今回もPCBを含む廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、福島県いわき市及び(株)クレハ環境の協力を得て同実証試験を実施した。具体的には、PCBを含む廃活性炭、防護具等、ウエス、PCB処理物及び廃アルカリ等を、燃焼ガスの温度を1,100℃以上に保ちつつ、2秒以上滞留させて焼却処理し、処理後の燃え殻、ばいじん、排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これらの処理状況を確認した。その結果、排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度が基準値より低いこと等が確認された。同省では、今後も、協力が得られる施設において、実証試験を継続的に実施していく予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 環境省 | PCB | 廃棄物 | 実証試験 | 焼却 | 福島県 | いわき市 | クレハ環境 |
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