環境省は、平成24年度家庭エコ診断事業において、試行的に診断を実施する民間事業者を採択するとともに、地方公共団体と連携して行う地域単位での受診家庭の募集を開始すると発表した(募集開始:平成24年6月1日(金))。同省では、「環境コンシェルジュ」の創設に向け、その中核となる各家庭におけるCO2排出状況を的確に把握し、対策メニューとその効果を分かりやすく示す診断ツールを用いて、実際に診断員が公平かつ正確なアドバイスを行う「家庭エコ診断」の普及を図るべく、民間企業等による診断の試行実施や、地域における診断の実施を通じた基盤整備を平成23年度より進めてきた。今回、試行的に診断を実施する事業者の採択件数を拡大し、計10社を採択した。また、並行して、地方公共団体と連携して、各地域の「うちエコ診断実施事務局」による「うちエコ診断」を実施し、地域の温暖化対策との相乗効果を図りつつ、様々な「うちエコ診断」の普及方策を実証するという。