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 環境省など、原子力被災者等の健康不安対策に関するアクションプランを策定

発表日:2012.05.31


  環境省は、同省を中心とする「原子力被災者等の不安対策調整会議」において、原子力被災者等の健康不安対策に関するアクションプランを策定したと公表した。同会議では、東京電力(株)の福島第一原子力発電所事故により、原子力被災者をはじめ国民全般が抱える健康不安について、その対策を確実かつ計画的に講じていくことを目的として、関係省庁の取組に関する議論を進めてきた。今回、これまでの議論を踏まえて策定したアクションプランでは、国民が抱える放射線等による健康不安への対策の全体像を明らかにし、1)関係者の連携、共通理解の醸成、2)放射線影響に係る人材育成、国民とのコミュニケーション等、3)放射線等による健康影響に係る拠点等の整備、連携強化、4)国際的な連携強化、の四つの重点施策を確実に実施していくことを目指している。今後、関係省庁等では、健康不安対策関連の予算や施策をとりまとめた上で公表するほか、各種取組について進捗状況を把握し、着実に実施されるよう点検を実施。また、点検の結果や最新の科学的な知見等を踏まえ、同アクションプランについて、適宜更新を行っていくという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 環境省 | 健康 | アクションプラン | 福島第一原子力発電所 | 放射線 | 点検
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