環境省は、宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果(4月-6月採取分)を公表した。同省では、モニタリング調整会議で決定された総合モニタリング計画に基づき、継続的に水環境(公共用水域(河川・湖沼、水源地、沿岸)等)の放射性物質モニタリングを実施している。今回、宮城県内の公共用水域における環境基準点等59地点(河川:43地点、湖沼:16地点)(平成24年4月28日~6月29日採取分)について、測定結果(速報)を公表した。それによると、放射性セシウムは、水質・底質・周辺環境ともに、検出された地点があった。また、空間線量は、河川で0.05~0.42µSv/hであった。同省では今後、福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の水質、底質等における放射性物質の測定を実施するという。