本田技研工業(株)は、電気自動車(EV)の自治体・企業向けリース販売を、2012年8月31日より開始したと発表した。同車は、コンパクトなボディサイズやしっかりとした居住性を持った同社の小型自動車の基本パッケージを採用し、EVのエネルギー効率の最大化を図ったもの。パワートレインの効率向上、バッテリーの進化による充放電損失の低減、パワートレインの小型化・軽量化などによって、JC08モードの交流電力量消費率106Wh/km、一充電走行距離225kmを達成した。また、情報通信システムを活用した充電などの操作や情報取得機能も取り入れている。さらに、地球温暖化係数を従来冷媒(HFC-134a)の1/350以下に低減した新冷媒(HFO-1234yf)を採用した。同社では、自治体や企業向けを中心に、2年間で約200台をリース販売する予定という。なお、栃木県にEV25台を賃貸方式により納入することが決定している。