鹿島建設(株)は、災害廃棄物処理現場から搬出する車両の空間線量率を高速に計測し、計測データを管理できる「空間線量率高速計測システム」を開発し、宮城県で実施中の石巻ブロック災害廃棄物処理業務に導入したと発表した。災害廃棄物を搬出する車両が公道を走行する際、放射性物質が含まれることによる周囲への影響の懸念を解消するために搬出車両周囲の空間線量率を計測し、沿道に対して安全であることを確認する必要がある。同システムは、空間線量率計測器と計測対象物を検知する光電センサ及びデータを収集するパソコンなどで構成されたもの。約15秒程度の短時間で搬出車両周囲の空間線量率を計測することができる。また、計測データは、パソコンに送信され、搬出物の種類、重量データとともに一括して管理する。同社では今後、空間線量率を高速で正確に計測するシステムは、災害復興の様々な現場に適用が可能であることから、応用技術の展開について検討を進めるという。
情報源 |
鹿島建設(株) プレスリリース
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機関 | 鹿島建設(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 廃棄物処理 | 鹿島建設 | 宮城県 | 放射性物質 | 空間線量率 | 災害廃棄物 | 石巻市 | 計測 | 車両 | 搬出 |
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