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 世界資源研究所、企業の持続可能性を高める新SWOT(sSWOT)分析の手引きを公表

発表日:2012.12.12


  世界資源研究所(WRI)は、企業の持続可能性を高める新SWOT(sSWOT)分析の手引きを公表した。現在、多くの企業が持続可能性を経営課題の一つとしているが、実際には他の課題と相反するもの、もしくは単なる慈善活動と捉え重視しない場合が多い。このためWRIは、戦略的な事業展開の意思決定において持続可能性の要素を組み込む手法が重要だとして、これまでのSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)に持続可能性を加えたsSWOTを提唱した。これは、企業の持続可能性推進派が、同僚や顧客、仕入れ先等と共に、環境問題がもたらすビジネスリスクとチャンスについて検討することを重視している。すでに大手企業12社が試験的に利用し、事務用品販売のステープルズ社では今後の戦略策定に向けて法人顧客と情報を共有、自動車部品メーカーのデルファイ社では廃棄物の埋立てゼロを目指し納入先から情報を入手するなど、その汎用性が示されたという。また、ビジネススクールがsSWOTを指導することで、今後のビジネスの主流となり得るとWRIは期待している。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 世界資源研究所 | WRI | 企業 | ビジネス | 持続可能性 | 環境問題 | 経営 | SWOT
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