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 アメリカ環境保護庁、子どもの健康と環境に関する報告書(第3版)を公表

発表日:2013.01.25


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、子どもの健康と環境に関するさまざまな情報をまとめた報告書『アメリカの子どもと環境第3版』を公表した。報告書によると、1~5歳児の血中鉛濃度、3~17歳の非喫煙者の血中コチニン濃度(タバコの煙への暴露を示す指標)が減少し、また家族に喫煙常習者がいる児童の割合、何らかの汚染物質の濃度が国の大気質基準を上回る地域に住む子どもの割合も低下するなど、改善の見られた項目がある。一方、原因が複雑で、環境中の汚染物質と健康影響との関係が明確になっていない項目もあり、報告書は今後の研究のためのデータとして活用される。小児ぜんそくは、発症条件はまだ十分解明されていないが、粒子状物質やオゾン等の大気汚染物質への暴露が患者の発作の引き金になることが証明されており、近年は罹患率は上昇しているものの、重症率は低下しているという。また、注意欠陥多動性障害、早産等の増加傾向も明らかになったが、これらについては環境汚染物質の寄与に関する情報が不十分として、調査が継続されるという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境 環境総合
キーワード オゾン | アメリカ環境保護庁 | EPA | 粒子状物質 | ぜんそく | 健康影響 | 子ども | 大気汚染物質 | 大気質
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