イギリス環境・食糧・農村地域省のベニヨン政務次官は、違法伐採木材の販売を厳しく取り締まる新たな法律が2013年3月3日に施行されることを発表した。木材の違法伐採は、野生生物の生息地を破壊するだけでなく、信頼できる事業者を廃業へと追い込むなど問題となっている。しかし現在、木材の伐採地や伐採の合法性を確認することは輸入業者に義務付けられていない。このため新法では、1)違法伐採木材をEUに持ち込まないよう確認することを木材供給業者に義務付け、2)法律を効果的に実施するため、国立計量庁の検査官が企業敷地内に立ち入ることを許可、3)検査官が違法伐採木材を押収、破棄・処分することを許可、4)違法伐採木材の販売を刑法違反とし、違反者に対し2年以下の懲役、無制限の罰金を科す、と定めている。この他、木材の出所に関する情報提供を怠った場合や検査官を妨害した場合、あるいは国立計量庁の改善通知に応じない場合は、5000ポンド以下の罰金が科される。今回の措置は、業界全体にわたる協議でも圧倒的な支持を得ているという。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 野生生物 | 木材 | 法律 | 生息地 | 事業者 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 伐採 |
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