ノルウェーのトロンハイムで開かれた「生物多様性に関するトロンハイム会議」(2013年5月)において、国連環境計画(UNEP)は、「生態系と生物多様性の経済学(TEEB)」の『国別調査の手引き』を公表した。TEEBは、生態系と生物多様性の経済的価値を政策決定者や企業に認識・可視化させるプロジェクト。今回の調査手引きも、国内の資源や生態系サービスが国の経済発展に果たす貢献をふまえ、それを活かす政策決定のあり方を示したもの。調査の技術上・運用上の手引きとして、導入・実施の手順や結果の活用等、国内での調査を成功させるための様々な方法を概説している。手引書の作成は、TEEBの「生態系と生物多様性の価値を政策に反映させる」プロジェクトの一環として行われ、欧州委員会が資金提供を、ヘルムホルツ環境研究センター(UFZ)等が協力した。今回は、特に開発途上国からの要請を受けたもので、アフリカ、アジア、南米、カリブ海諸国の中の5つの途上国で、今後3年間に渡る調査が計画されている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース 国連環境計画(UNEP) 「TEEB国別調査の手引き」(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系サービス | 国連環境計画 | UNEP | 調査 | 経済学 | 手引き | TEEB | 経済的価値 |
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