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 欧州環境局、EUの温室効果ガス排出は2012年も減少が続き、1990年比20%減の目標も達成間近と発表

発表日:2014.06.03


  欧州環境局(EEA)が国連に報告した2012年EU温室効果ガス(GHG)排出量の最終データによると、2012年のEUのGHG排出量は、前年比で1.3%減、1990年(京都議定書の基準年)比で19.2%減となり、2020年までの20%削減目標は達成の見通しとなった。1990年以降のEU域内での排出削減量は、2012年のイタリアとイギリスの総排出量を合わせた量を超える10億8200万トン。京都議定書で、2008年~2012年の5年間で平均8%削減するとしたEU加盟15か国(当時)は、議定書の柔軟性措置等による削減分を算入せずに、同期間に基準年比11.8%の排出削減を達成した。今回の排出量減少は、主に輸送と工業での排出減と再生可能エネルギー源の利用割合増加による。EEAの分析によれば、1990年以降のGDPとGHG総排出量の推移は完全に「分離」しており、各国が低炭素社会に向けた政策を実行することで、経済成長とGHG排出削減は両立することをEUは立証したとしている。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 京都議定書 | EU | EEA | 排出削減 | 排出量 | GHG | 欧州環境局
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