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 ドイツ、「灰色ゾーンに自然を」プロジェクトをデュイスブルクなど3都市で開始

発表日:2013.06.28


  ドイツ連邦環境省は、「灰色(都市)ゾーンに自然を」をスローガンに、都市の緑化プロジェクトがデュイスブルクで開始されたと発表した。これは、水が浸み込まない舗装を撤去して植物を植え、産業地区に鳥や昆虫等の生息環境を創出することを目標に、市民や企業の意識啓発と、その活動の支援を行う取組。プロジェクトを実施する非営利団体のボン・サイエンスショップは、緑化活動を促すワークショップや、オンラインのフォトコンテストを実施する。参加企業には、自社の敷地について造園家による無料の助言や植栽プランのほか、種子や花、樹木など、在来の植物が提供されるという。デュイスブルクは、エアフルト及びヴィースロッホと共に同プロジェクトのモデル都市の一つとして、連邦環境省の生物多様性連邦プログラムのもと、自然保護庁等より総額63万7382ユーロの支援を受ける。自然保護庁のイェッセル長官は、このプロジェクトは「動植物の新しい生息地を創出して生物多様性の保全に貢献するたけでなく、都市の気候変動への適応を助け、市民の生活の質を向上させる」と期待を示した。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 環境保全 | 都市緑化 | 環境活動 | 生息環境 | 動植物 | デュイスブルク
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