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 ドイツ、企業敷地内での生物多様性保護を進めるプロジェクトを開始

発表日:2013.08.14


  ドイツ連邦環境省は、新プロジェクト「企業と生物多様性―企業敷地内への近自然工法の導入」の実施を公表した。これは、企業がその敷地に自然に近い動植物生息地を設け、生物多様性の保護に寄与するもので、全業種の企業が対象となる。企業活動における生物多様性への取り組み状況を調べる「多様性チェック」を少なくとも20社で実施し、さらに適切な敷地面積を持つ企業最大10社を選んで、敷地内の自然形成のための具体的な設計と実施を支援する。プロジェクトには、連邦環境省が連邦生物多様性プログラムから43万1000ユーロを拠出、連邦自然保護庁が認可担当官庁として専門的立場から管理し、ハインツ・ジールマン基金等が運営する。プロジェクトの結果は、企業の敷地への近自然工法導入のための手引書や、企業に対する長期的な助言・認証を可能にするコンセプト開発に役立てるほか、EMASやISO14001といった環境マネジメントシステムにおいて、いかに生物多様性を考慮させていくか示すことも目指すという。なお、結果は2016年半ばに公表される。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 企業 | 生息地 | 環境マネジメントシステム | 動植物
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