アメリカエネルギー省(DOE)は、CO2回収技術を推進する研究開発プロジェクトに約3600万ドル助成すると発表した。助成はDOEの化石エネルギー局(FE)が「先端CO2回収技術の設計および試験」資金提供公募(FOA)を通じて行う。公募の対象領域は、1)既存インフラを用いたCO2回収技術の工学規模への拡大(最大4プロジェクト、最大3000万ドル助成)、2)実用規模のCO2燃焼後回収システムのための初期工学、試験、設計(最大2プロジェクト、最大600万ドル助成)、の2つとなっている。助成プロジェクトは、膜分離法によるCO2回収技術の工学規模の試験や、既存の石炭燃料発電設備におけるCO2燃焼後回収システムの実用規模の設計などに取り組む。DOEのリック・ペリー長官は、「CO2回収技術は、アメリカの化石燃料資源を利用しながら環境保全を推進する最も効果的な方法。この助成によって回収技術の革新を促進し、CO2の貯留その他の使用に役立てるとともに、環境および経済の安全保障に取り組む」とした。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 石炭 | アメリカエネルギー省 | DOE | CO2回収 | 化石燃料 | 膜分離 | 燃焼 |
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