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 生物多様性条約第8条(j)項に関する作業部会、条約実施における伝統的知識の役割を再確認

発表日:2013.10.12


  モントリオールで開かれていた生物多様性条約(CBD)第8条(j)項及び関連条項に関するオープンエンド特別作業部会第8回会合は、原住民社会や地域社会の伝統的な知識制度を認め、名古屋議定書をはじめとするCBDの今後の作業にそれを組み込む必要性を再確認し、2013年10月11日に終了した。会合では、世界的な知識ネットワークの構築、能力開発の支援、原住民社会や地域社会の伝統的な知識や慣習的に行われてきた方法をCBDの取組の科学的な基盤に組み込むことなどの作業勧告がまとめられた。さらに、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する伝統的知識の還元のための自主的なガイドライン作成のプロセスを開始することが決まるなど、多くの成果が得られた。ディアスCBD事務局長は、「今回の会合は生物多様性条約の3つの目的と2011-2020年生物多様性条約戦略計画の達成に欠かせない伝統的な知識と慣行をしっかりと主流化し、原住民社会や地域社会がこの条約のプロセスに全面的、効果的に参加することの重要性を明らかにした」と述べた。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 持続可能 | 生物多様性条約 | CBD | 作業部会 | 地域社会 | 名古屋議定書 | 伝統的知識 | 原住民社会
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