韓国で開催された生物多様性条約第12回締約国会議(COP12)は、ブッシュミート(野生動物の肉)と野生生物の持続可能な管理について重要な決定事項に合意した。これは野生生物が人間にとって、経済・文化・栄養・レクリエーションなど様々な面で価値のある、再生可能な自然資源であるとの認識に基づいており、生物多様性の持続可能な利用を促すものである。その内容は締約国に対し、持続可能な野生生物管理のために規制の仕組みを改め、先住民と地域社会の能力を強化すること、持続不可能な消費を助長する奨励措置を改革することを求めている。CBD事務局は、人間の社会経済的ニーズを考慮しつつ、野生生物の個体数と生息地を今後も長く維持できるように管理することが、生態系サービスや人々の収入を継続的にもたらし、貧困の緩和につながるとしている。この決定は、国連食糧農業機関(FAO)など14の国際機関の自主的パートナーシップである「持続可能な野生生物管理に関する協力パートナーシップ(CPW)」との連携で実施されるという。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 野生生物 | 持続可能 | 生態系サービス | 生物多様性条約 | CBD | 自然資源 | ブッシュミート |
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