世界気象機関(WMO)は、国連気候変動枠組条約第19回締約国会議の期間中、世界食糧計画など7機関と提携し、「アフリカの気候変動適応のための気候サービスプログラム」を開始すると発表した。これは、気候変動に脆弱なアフリカ諸国の対応力・回復力の向上を目指し、地域のニーズに合った気候サービスを提供するもので、WMOの「気候サービスのための世界的枠組み(GFCS)」に基づいている。ノルウェーは同プログラムに975万ドルの資金援助を行う。アフリカは、すでに食糧生産量の低下、洪水、マラリア等の拡大など気候に関連した問題に直面している。より効果的な気候サービスを農家や災害リスク管理者等に提供することで、気候予測に基づく生産計画や市場戦略の策定、災害に対する効果的な準備、公共保健サービス(ワクチンや予防キャンペーン)の支援などが可能になり、国の食糧安全保障や災害管理の向上にもつながるという。同プログラムは、初めにマラウイとタンザニア共和国で実施され、その後、アフリカの他の国でも実施していく予定だという。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | WMO | ノルウェー | アフリカ | 適応 | 国連気候変動枠組条約 | タンザニア | 世界食糧計画 | マラウイ |
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