イギリス気象庁は、自然環境に関する政府のアドバイザー機関であるナチュラル・イングランドの長期モニタリングネットワーク(LTMN)を、同機関と協力し最新の気象技術を駆使することで21世紀型に改良すると発表した。LTMNは気候変動や大気汚染の生物多様性への影響に関する測定を行っており、同機関は長期的な環境変化に対する最適な緩和・適応策の助言に活用している。気象データは、主に国立自然保護区にあるLTMNの32観測所のうち16か所の観測所ネットワークから回収されているが、回収は現在月一回で、装置に故障があっても発見が遅れ、長時間データ把握に支障をきたす状況にある。そこで新たな協力体制のもと、イギリス気象庁は、通信ネットワークを使ってLTMNの気象観測所を同庁の気象監視システム(MMS)に繋げ、データを日常的に本部に送信してチェックし、故障等に迅速に対応できるようにする。また同庁もこのLTMNデータを気象予報に役立てるという。イギリス気象庁の広範な気象データは、ポータルサイトで一般にも公開される。
情報源 | イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁(MetOffice) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | モニタリング | 大気汚染 | 気候変動 | イギリス気象庁 | 観測 | 気象 | 自然保護区 | MetOffice | ナチュラル・イングランド |
関連ニュース |
|