OECD、オランダの水管理政策は過去に成功したが、今後は気候変動や水需要の増加など変化への対応が必要と指摘

発表日:2014.03.17

経済協力開発機構(OECD)は、干拓と洪水リスク対策の長い歴史を持つオランダの過去の水管理が成功だったとしつつ、人口動態の変化、地域開発および気候変動の課題に対処するための水ガバナンス政策の修正が必要だとする報告書「オランダの水ガバナンス:未来に適合しているか」を公表した。オランダは4つの主要河川のデルタ地帯にあり、国土の4分の1は海面より低く、洪水が起きやすいため、古くから海岸地を干拓し堤防を築いてきた。今後、気候変動により洪水リスクはさらに高まり、一方で周期的に水不足も生じると予想されるなか、水管理の重要性や公共投資の必要性について、市民の認識を高める必要があるという。報告書は、政府外部の関係者の参加促進、経済的インセンティブの活用拡大、水管理費用に関する情報の透明化が必要だとするほか、人口増加や開発に伴う淡水需要と汚染増加への対応や、新造家屋の耐洪水性能の強化、リスク原因を生み出している者(汚染者や不動産開発業者など)に水管理費用の一部を負担させる制度の創設等を勧告している。

新着情報メール配信サービス
RSS