技術と政策による資源生産性の向上で経済成長の持続は可能、国際資源パネルが報告書を公表

発表日:2014.06.07

国連環境計画(UNEP)国際資源パネルは、デカップリング(経済成長を資源消費・環境劣化から切り離すこと)に関する新たな報告書を公表した。この報告書によると、大量消費により世界で非再生可能資源が激減するなか、資源の価格が急騰しており(2000年比の上昇率は、金属176%、エネルギー260%、ゴム350%)、コスト増はさらに深刻化する恐れがあるという。しかし、資源生産性を最大10倍にも高める多くのデカップリング技術・手法が既に実用段階にあり、これらを用いれば各国は、資源消費と環境への悪影響を大幅に軽減しつつ、開発戦略を実施できる。デカップリングへの障害として、資源(エネルギー・水など)の消費を助長する助成金、時代遅れの規制の枠組み、技術的偏りなどがあるものの、これらは政策を変更することで解消できると報告書は指摘。資源生産性を高める既存の技術と適切な政策を活用すれば、世界で年間最高3兆7000億ドルを節約でき、資源不足や価格変動、環境の悪影響を回避し、経済成長を持続することが可能だとしている。

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