ドイツ連邦環境省は、金属加工業を営む中小企業、ベルクホッフ社の革新的なエネルギー総合改革計画に、環境イノベーションプログラムから約30万ユーロを補助することを発表した。同社は自動車やトランスミッション、機械の製造、プラント建設などを行う企業の下請けを行っている。今回のプロジェクトは、断熱、冷暖房への地熱の利用、給湯への廃熱・太陽熱の利用等により、エネルギー消費量を大幅に削減するもの。同社で生産される加工品は精密なものであるため、生産過程で温度差がなるべく生じないようにしなければならない。通常の冷暖房技術では電力消費量が非常に高くなってしまうが、革新的なエネルギーコンセプトを採用して、温度を安定化させつつ、エネルギーも節約することが可能となる。さらに全ての機能を備えたコンピュータの半分以下の電力しか必要としないクリーンな情報技術も導入。一連の改善によりCO2排出量を年間127トン削減できる見込みである。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 太陽熱 | 断熱 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 廃熱 | 地熱 | 金属加工 | エネルギー消費量 |
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