ドイツのガブリエル環境大臣は、銅線の製造工程におけるエネルギー効率化を目指すパイロット事業に、環境革新プログラム(環境負荷を削減する技術・対策の実証事業への補助制度)から約100万ユーロを補助すると発表した。この事業は産業界におけるエネルギー消費量の削減及び温室効果ガスの排出抑制を目的とするもので、ニーダーザクセン州バート・イーブルクのJ.&W.フォアボイメン社において、画期的な工程管理及びエネルギー効率の良い最新設備を導入する。これにより、加熱炉のエネルギー消費量を約40%削減し、水冷槽でも加熱炉の廃熱を利用することでエネルギー消費量を約90%削減できる見込みで、一連の事業により、CO2排出量を年間486トン削減できるという。また、銅の事前処理を機械や熱を利用する方法に切り替えることで、化学薬品の使用も避けられるという。ガブリエル大臣は「エネルギー効率化は持続可能で気候にやさしいエネルギー政策の要だ。このパイロット事業は高騰するエネルギー価格の観点からも、経済性に適っている」としている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | エネルギー効率化 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 廃熱 | 加熱炉 | エネルギー消費量 | 銅線 | 化学薬品 |
関連ニュース |
|