アメリカ環境保護庁(EPA)は、カリフォルニア州ビクタービルの下水処理場でバイオガス発電によりオフグリッド(送電網から独立)を目指す炭素中立エネルギープロジェクトを開始することを公表した。このプロジェクトでは、従来は埋立処分場に送られていた下水汚泥や生ゴミなどの廃棄物を年間1400トン以上再利用し、バイオガスに変換する。そこから年間900万キロワット時の電力を生成し、これにより施設の全電力をまかなうオフグリッドの施設として稼働する。これは、年間2000台以上の乗用車を道路から取り除くのに相当するという。処理場は、2015年の始めまでに完全なエネルギー中立の施設となり、これにより20年間で900万ドルの経費削減になることが見込まれている。さらに、脂肪、油、グリスなど高エネルギーの廃棄物や食品加工廃棄物をバイオガスに変換する可能性も探っているという。なお、EPAはプロジェクト開発中の技術支援を行い、エネルギー生成と効率化への可能性評価ではエネルギー省とも協力した。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 下水汚泥 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 廃棄物 | 生ゴミ | 下水処理場 | カリフォルニア州 | バイオガス発電 |
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