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 イギリス、水熱源ヒートポンプが利用できる国内水域マップをオンラインで公開

発表日:2015.03.25


  イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、水を熱源とするヒートポンプが利用できる水域を示したマップをオンラインで公開した。マップでは、利用可能な計4041カ所(河川3769、河口135、沿岸84、運河53)(イングランド)の水域に加え、それぞれの水温や流速、熱容量、地域の熱需要も示しており、開発業者や自家所有者が水熱源ヒートポンプを導入するのに役立つ。これらの水域を合わせると100万以上の家庭や企業に計6GW以上の熱量を供給でき、一般家庭のCO2排出量も最大50%削減できるという。ロンドン中心部のテムズ川沿いに立地するバタシー発電所も水熱源ヒートポンプの導入を検討しており、エネルギー企業のSSE社が実行可能性調査を行うことが併せて発表された。エド・デイビー・エネルギー・気候変動大臣は、「水域には膨大な量のクリーンで再生可能な熱が潜在しており、これを活用すれば、化石燃料への依存を減らし、地域経済の成長、自然環境の保全、持続可能なエネルギーを生成できる回復力のある地域創生につながる」としている。

情報源 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)
分野 環境総合
キーワード ヒートポンプ | マップ | DECC | イギリスエネルギー・気候変動省 | イングランド | 熱源 | 水域
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