フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE)は、潮力発電実証プロジェクトSABELLA D10の発電タービンが、ブルターニュ半島先端のブレストで公開されたと発表した。D10は、重量450トン、ローターの直径10メートル、出力500キロワットのタービンで、フランスの潮力発電で初めて国の送電系統に接続される。D10は2015年6月に沖合いのウェサン島付近の海底に設置され、7月には島の送電網に接続される。これにより、島は年間100万リットルの石油燃料を節約できるという。タービン設置による海洋環境への影響評価も行われる。環境モニタリングの方法が付近のイロワーズ海洋自然公園とともに決められ、魚類や海洋哺乳類、堆積物の流れ、海中の音などへの影響を測定する。海洋の潮流エネルギーを利用する潮力発電は、変動するが予測可能で送電網へ接続しやすいという。フランスの潮力発電は2-3ギガワットも可能とする試算もある。プロジェクトは、2011年、環境エネルギー管理庁の「将来への投資」助成制度によって始まった。
情報源 | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE) プレスリリース フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE) フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 実証 | 潮力発電 | ADEME | タービン | フランス環境エネルギー管理庁 | 海洋環境 | 影響評価 | 潮流 | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省 | MEDDE |
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