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 ドイツ、欧州最大の高効率集合住宅アクティブ・タウンハウスを公開

発表日:2015.07.08


  ドイツのヘンドリクス連邦環境大臣と、フェルドマン・フランクフルト市長は、市内に完成した新たなエネルギー高効率住宅を公開した。これは、アクティブ・タウンハウスと呼ばれる74戸の集合住宅で、外壁の330以上の太陽光パネル、屋上の約1000の高効率パネルで発電された電気は地下のバッテリーに蓄えられ、夜間でも使用できる。熱と温水は、この電気で稼動するヒートポンプにより供給され、ヒートポンプは熱源として近くの下水道を利用する。電気自動車も建物のバッテリーで充電できる。住人は各戸のディスプレイ上で発電量と電力消費量を比較し、電気の生産と消費を調整できるようになっている。このアクティブ・タウンハウスは、EUが2021年から新しい住居建築に対して課す予定である、気候とエネルギーに配慮した厳しい基準をすでに達成している。連邦環境省は、高い生活水準を保ちながら、美観を損なうことなく、手頃な賃貸料と安い光熱費を実現し、気候に配慮したエネルギー高効率住宅は、環境にも住人にもプラスになる住環境だとしている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境 環境総合
キーワード ヒートポンプ | 住宅 | ドイツ連邦環境省 | バッテリー | エネルギー効率 | 太陽光パネル | 下水熱 | BMUB
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