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 ドイツ連邦内閣、2020年への気候保護行動プログラムを決定

発表日:2014.12.03


  ドイツ連邦内閣は、2007年に連邦政府が策定した現行の「2020年までに温室効果ガス40%削減(1990年比)」目標を強化し達成するための包括的政策パッケージ「気候保護行動計画2020」を決定した。この新行動計画には、CO2排出削減量を現行計画と比べ6200万から7800万トン増やす施策が盛り込まれ、その実現には各部門が協力する。最大の削減量は「エネルギー効率」で、国家行動計画(NAPE)により2500万から3000万トンの削減を目指す。電力部門では追加措置により2200万トンの削減が見込まれ、各発電所への配分と欧州排出権取引の改善が重要になるという。このほか、交通、農業、工業・サービス・廃棄物(エネルギー起源ではないCO2排出)、建築等の削減も見込まれている。また研究開発、情報提供、人材育成なども盛り込まれ、全体として削減量を7800万トンから8200万トンにまで引き上げることも可能だという。連邦政府はこの行動計画を実行するため定期的なモニタリングや年次報告を行うとしている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | CO2排出量 | 行動計画 | ドイツ連邦環境省 | エネルギー効率 | 排出削減 | 気候保護 | BMUB | 気候行動
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