アメリカ環境保護庁(EPA)は、第20回となる2015年大統領グリーンケミストリー・チャレンジ賞の受賞者を発表した。EPAは、気候変動リスク等の環境問題を斬新な解決策でビジネスチャンスに変え、技術革新と経済成長を促すグリーンケミストリー技術とそれを開発した企業や科学者にこの賞を授与するとしており、有害化学物質や水の使用を減らし、製造コストを削減し、投資を刺激する革新的技術がみとめられた。具体的には、1)産業排出源等からのCO2や日光を原料にエタノール等の燃料を生成するラン藻類の開発、2)イソシアネート(職業性喘息の主原因)に代わる発泡断熱材等に使用する植物由来ポリウレタンの開発、3)再生可能化学品や液体燃料の製造過程に植物性原料を使用する技術の開発、など計6件。同チャレンジでは過去20年間に104の技術が受賞し、それらによって、有害化学物質の使用・生成は約8億2600万ポンド削減され、水の使用も210億ガロン、CO2排出は78億ポンドが削減されたという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | グリーンケミストリー | 化学物質 | 気候変動 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 植物 | ラン藻 | ポリウレタン |
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