アメリカ環境保護庁(EPA)は、第15回「大統領グリーンケミストリー・チャレンジ賞」の各賞受賞者を発表した。この賞は、化学物質の人体及び環境への負荷低減を図る「グリーンケミストリー技術」について、先駆的な事例を顕彰し、その振興を図るもので、環境汚染の少ない製造プロセスや、安全な原材料・製品などが対象となる。今回受賞したのは、微生物を利用してCO2から高級アルコールを合成し、化学原料や燃料として再利用するとともにCO2排出量を削減できる技術(学術賞)など、計5件。この表彰制度により、これまで合計77件が受賞し、アメリカ国内における環境汚染防止に大きく寄与してきた。グリーンケミストリーは、環境・経済の両面でメリットが大きく、これまでの受賞技術により、有害化学物質の使用または生成が1億9800万ポンド以上抑制され、210億ガロンの節水、5700万ポンドのCO2排出削減、さらにはエネルギー消費やコストの削減にもつながっているという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | グリーンケミストリー | CO2 | 化学物質 | 微生物 | 燃料 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 環境汚染 | 化学原料 | 生合成 |
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