世界資源研究所(WRI)は、温室効果ガス排出量上位10か国のうち8か国の合計で再生可能エネルギー供給量は2030年までに倍増し、その伸び率は従来予想より18%高くなるという予測を公表した。WRIが上記8か国(ブラジル、中国、EU、インド、インドネシア、日本、メキシコ、アメリカ)のエネルギー計画を分析したところ、クリーンエネルギー供給量は2012年の約9000TWhから2030年には2万TWhに急増する見込みだという。ブラジルは2030年までに全エネルギーのうち45%を再生可能エネルギーにするとし、中国は同時期に一次エネルギー消費のうち非化石燃料の割合を約20%まで増やすとするなど、各国は高い目標を打ち出している。これがエネルギー市場を刺激し、再生可能エネルギーは今後15年間に世界的に急伸するとみられる。WRIによると、気候変動枠組条約に2015年10月時点で提出済みの約束草案(INDC)の80%がクリーンエネルギーに言及するなど、国の大小を問わずクリーンエネルギーへの投資を増やす機運が高まっているという。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 計画 | 世界資源研究所 | WRI | 予測 | クリーンエネルギー |
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