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 世界資源研究所、NDCを通じて気候変動対策を推進するための海洋分野での対策を報告

発表日:2021.01.19


  世界資源研究所(WRI)は、「自国が決定する貢献(NDC)」を通じて海洋分野での気候行動を支援するための情報をまとめた報告書を公開した。海洋分野での対策は、2050年までの気温上昇を1.5℃に抑える目標の場合には排出ギャップを最大21%、2℃の場合は約25%削減できることが分析の結果から示されている。この可能性を達成するためには、今後数年間で大きな政治的意思と、明確な政策の表明が必要であり、このような海洋分野での気候対策を加速させる上でNDCは重要なツールとなる。同研究所が紹介する海洋分野での4つの対策は、1)炭素吸収源として大きな役割を果たすマングローブや海藻などが育つブルーカーボン沿岸生態系の回復と保護、2)漁業(輸送、冷蔵設備からの冷媒漏出、廃棄物処理を含む)における温室効果ガス(GHG)排出量の削減、3)海洋を基盤とした再生可能エネルギーの拡大、4)海上輸送分野におけるGHG排出量の削減、である。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース WRI報告書「Enhancing Nationally Determined Contributions: Opportunities for Ocean-Based Climate Action」
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 世界資源研究所 | マングローブ | 海藻 | 気候行動 | 炭素吸収源 | 気候対策 | 自国が決定する貢献 | ブルーカーボン沿岸生態系
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