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 欧州環境庁、欧州における再生可能エネルギーの普及状況を報告

発表日:2016.03.16


  欧州環境庁(EEA)は、欧州における再生可能エネルギーの普及状況に関する報告書を公表した。それによると、EU全体の全エネルギーに占める再生可能エネルギーの割合は、2012年から2013年にかけて、14.3%から15%に増加した。暫定データでは、2014年にはさらに15.2%に拡大したと推定されている。再生可能エネルギーの使用が増加したことにより、EUの化石燃料の需要は2013年に石油換算で1億1000万トン減少した。これは3億6200万トンのCO2排出削減に相当するという。世界的にも欧州は再生可能エネルギーの拡大を先導しており、再生可能エネルギー技術への新規投資額は、2013年に中国が首位になったことを除けば、2005年から2014年まで世界最高となっている。EEAは、バイオマスの従来型の利用方法や水力発電の大規模インフラ事業などが健康や環境に悪影響を及ぼし得ることを考慮しながらも、今後も再生可能エネルギーの拡大を進めていくとしている。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | バイオマス | 化石燃料 | 欧州環境庁 | EEA | 水力発電
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