欧州環境庁(EEA)は、EUと大部分の加盟国は2020年までの再生可能エネルギーとエネルギー効率目標を達成できる見込みだが、進捗は減速していると報告した。EEAの暫定データによると、再生可能エネルギーがEUの最終エネルギー消費に占める比率は2016年に16.9%に達し、2020年までに20%に引き上げるという目標は達成可能だと見込まれる。しかし、2015年と2016年はそれ以前よりも増加のペースが鈍ったという。2015年の公式データによるとEU加盟28か国中25か国が2020年までの国別目標を達成できる見込み。一方、エネルギー効率に関しては、2015年のデータによると23か国は2020年までの国別目標を達成できると見込まれる。EU全体のエネルギー効率は2005年から2014年にかけて大幅に改善したが、2020年までに20%、2030年までに27%エネルギーを節約するというEU目標達成には追加の取組が必要だという。