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 REN21、2016年版自然エネルギー世界白書を公表

発表日:2016.06.01


  REN21(21世紀のための自然エネルギー政策ネットワーク)は、再生可能エネルギーの現状を示す最も包括的な年次報告書「自然エネルギー世界白書」の2016年版を公表した。それによると、再生可能エネルギーは多くの国々で競争力のある主力エネルギー源として確立し、2015年は新規導入量が約147ギガワットと過去最大を記録。現代的な再生可能熱の利用や分散型の再生可能エネルギーも拡大した。これらの結果をもたらした最大の要因は、再生可能エネルギーが多くの市場で化石燃料に対しコスト競争力を得たことだという。また、2016年初めには173カ国が再生可能エネルギーの導入目標を持つなど、政府が引き続き電力部門における同エネルギー(特に風力や太陽光)の推進を主導していることも成長を促した。さらに2015年は再生可能エネルギーへの投資額も世界全体で2860億ドルと過去最高となり、中国がその3分の1強を占め、初めて途上国が先進国を上回ったという。一方、今後の課題として、電力網に同エネルギーを高い割合で効果的に統合することなどが指摘された。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 自然エネルギー | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | 電力網 | 分散型 | REN21 | 熱利用
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