国連環境計画など、「地球環境概況6(GEO-6)」で汎欧州の環境評価結果を報告

発表日:2016.06.08

国連環境計画(UNEP)などは、「地球環境概況第6次報告書」(GEO-6)の汎欧州地域評価を公表し、劣悪な大気質、気候変動、不健康な生活様式、人間と環境の分断などが同地域の人々の健康にますます悪影響を及ぼしていると報告した。この評価によると、大気汚染が同地域最大の健康リスクであり、EUの都市人口の95%以上が世界保健機構のガイドラインを超える汚染レベルに曝されている。2012年では、同地域の室外および室内の大気質に起因する早死はそれぞれ約50万人、10万人に及ぶという。気候変動による影響も重大で、洪水や熱波、干ばつ、農業生産性の低下などを通じて人間や生態系の健全性を脅かしている。また農業集約化や都市化、生息地の分断化など主に土地利用の変化が原因で、生物多様性の減少と生態系の劣化が続いており、特に東欧・西欧で進行が顕著だという。さらにEU28カ国だけで1日に275ヘクタールもの農地が土地開発で失われている。この他、外部コストを考慮した環境会計システムへの投資拡大の必要性なども指摘された。

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