国連環境計画は、Rio+20を前に『地球環境概況5(GEO-5)』を発表し、世界は依然として持続不可能な道を歩んでいると報告した。この報告書では、国際合意を得た環境分野の主要90目標について、その進捗状況を評価している。大きく進展したのは、オゾン層破壊物質の廃止、ガソリンの無鉛化、安全な水へのアクセス拡大、海洋汚染低減の研究促進、のわずか4目標で、気候変動や漁業資源、砂漠化、干ばつ等の24目標はほとんど、または全く進展がなく、サンゴ礁の状況等の8目標は逆に悪化しているという。データ不足で評価不能な目標もあり、人間が早急にその在り方を変えなければ、地球の生命維持機能に回復不可能な変化が突然起きる恐れがあると警告している。一方で、政策の成功例を紹介し、政策や戦略の変更・強化により、今世紀半ばまでに目標達成は可能と分析。有効な施策として、様々な環境問題の具体的な目標設定とその成果の定量化や、人口増加・都市化・グローバル化等の環境変化の拡大要因に関する政策強化などを提言している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル 健康・化学物質 自然環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | オゾン層 | 持続可能 | 国連環境計画 | UNEP | 海洋汚染 | 環境政策 | 環境問題 | GEO | 地球環境概況 |
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