国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、「世界の安定性を脅かす最大のリスクは、沿岸暴風雨や干ばつなどの極端気象現象である」とする、世界経済フォーラム(WEF)の報告を伝えた。これはWEFがダボス会議に先立ち発表した「グローバルリスク報告書2018年版」によるもので、30項目のリスクの中から、発生する可能性の高さと影響の大きさを考慮して専門家が順位付けを行ったもの。極端気象のほか、生物多様性の減少と生態系の崩壊、大規模自然災害と人為環境災害も上位にランクされた。また、環境と他のリスクの間の相互関連性も高まっており、連鎖的に社会、政治、経済の安定が損なわれるおそれも指摘された。報告書は、気温上昇と環境劣化に立ち向かうために必要な長期的・多面的な対策は、国レベルだけでは困難で、都市や企業などのネットワークが重要だとしている。ダボス会議には、エスピノーザUNFCCC事務局長も参加し、各国および非国家(企業や自治体など)のリーダーと、パリ協定の実施をどのように促進していくかを議論するという。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | 気候変動 | 気候変動枠組条約 | リスク | UNFCCC | 自然災害 | 極端気象 | 世界経済フォーラム | WEF |
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