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 ドイツ連邦環境庁、環境に配慮した新たな化学物質管理のコンセプト「化学物質のリース」を提案

発表日:2009.03.10


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、環境保護や資源保護に配慮した新たな化学物質管理方法を提案する報告書「持続可能な化学物質」を公表した。この中で、UBAは「化学物質のリース」という新たなコンセプトを提示。これは製造業者や輸入業者が化学物質を売り渡すのではなく、化学物質を相手企業にリースし、使用後は返還してもらい、環境に配慮した処理を行うというもの。報告書では、この他にも、環境保護や資源保護を促進するアイデアとして、有機金属の触媒技術を改善し、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成物質の衝撃耐性と透明性を高めるようにすることが、副産物を減らし、省資源・省エネにもつながるという例を紹介。さらに、従来の化学処理工程をバクテリアや酵母等を利用した処理に置き換える「ホワイトバイオ技術」を取り上げ、通常の圧力と室温で利用できるため、エネルギー消費量が少なく、さらに、糖蜜などの再生資源を活用できるというメリットもあるとしている。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質管理 | 触媒 | 酵母 | 持続可能 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | リース | ホワイトバイオ技術 | バクテリア
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