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 ドイツ連邦内閣、2050年の温室効果ガス中立を目指す気候保護計画を承認

発表日:2016.11.14


  ドイツ連邦内閣は、2050年までにドイツが温室効果ガス(GHG)中立を達成するための進路を示した気候保護計画を承認した。2050年までの中間点となる2030年のGHG削減目標を全体で最低でも55%(1990年比)とし、初めて部門ごとの削減目標と達成への具体的指針を示した。エネルギー部門ではこの2030年削減目標を61~62%とし、「エネルギー転換」政策により化石燃料からの脱却を果たすのに十分な状況となっている再生可能エネルギーをさらに拡大、その影響をうけやすい地域や分野に対しての支援も行う。建築部門では66~67%の削減を目指し、新築基準の強化、長期的な再開発計画、化石燃料による暖房システムからの段階的転換を図る。交通部門は40~42%の削減目標とし、車の代替交通として近距離公共交通、鉄道と自転車・徒歩を促す施策が数多く示された。農業分野では過剰な肥料により生じる一酸化二窒素排出の大幅な削減を目指しており、31~34%の削減が見込まれている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース ドイツ連邦環境省(BMUB) 「気候保護計画2050」(PDF)
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 計画 | ドイツ連邦環境省 | 暖房 | 交通 | 削減目標 | 気候保護 | GHG | BMUB
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