ドイツ連邦環境省(BMUB)は、2014年のドイツにおける温室効果ガス(GHG)排出量が約3%ポイント減少した(速報値)と発表した。エネルギー収支研究グループ(AGEB)の推計によると、2014年のGHG排出量は前年比で約4000万トン減少した。BMUBは、この減少は暖冬のためだけでなく、気候政策の進展が功を奏したものとしている。排出量減少の背景には、再生可能エネルギーの継続的拡大(全発電量に占める割合が25%強から27%強に上昇)と、ドイツ国内の電力消費量および石炭使用量の減少があるという。しかしBMUBは、2014年末に閣議決定した「気候保護行動計画2020」の達成には相当な努力が必要だとし、エネルギーシフトの徹底した実施を求めている。ヘンドリックスBMUB大臣は、エネルギー効率のよい最新のガス発電所が停止している一方、古く非効率な石炭発電所は生産を続けていることを指摘し、再生可能エネルギーの成長と併せて化石燃料、特に石炭による発電を縮小するエネルギー生産の転換を促した。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 石炭 | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境省 | 気候 | 排出量 | GHG | 電力消費量 | BMUB |
関連ニュース |
|