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 ギアナ高地の生物多様性回廊に関する地域行動計画を、地域ワークショップが承認

発表日:2014.05.30


  ギアナ高地(ギアナ楯状地)の生物多様性回廊に関するワークショップが2014年5月21~23日にガイアナで開かれ、これに参加した保護地域の管理者と国際的な生物多様性専門家ら26人が、地域行動計画を策定・承認した。同計画は、ギアナ高地における生物多様性回廊の推進を通じて生息地分断と多様な生物種・生息地の消失を回避し、生物多様性条約の愛知ターゲットを達成することを目的としている。ギアナ高地は、ブラジルやコロンビア、ガイアナなど6カ国にまたがり、手つかずの自然が残る世界有数の地域だが、開発と資源採取産業の圧力に曝されている。野生生物や生息地に国境はなく、気候変動の影響で生息地連結の重要性が高まっているなか、同計画は特に重要だという。具体には、小・中規模の金採鉱の管理・監視向上を図る国内措置への支援、越境海洋保護地域の設定推進、世界・地域の既存プラットフォームとのシナジー実現による効率化、連結保全の共同プロジェクトの開発・連携強化、回廊特定のためのデータベース策定、等を政府やパートナー機関に求めている。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 行動計画 | 生物多様性条約 | CBD | 生息地 | 保護地域 | 回廊 | 愛知ターゲット | 海洋保護 | ギアナ高地
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