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 国際エネルギー機関、インドにおける電力部門の低炭素化に向けたワークショップを開催

発表日:2017.03.21


  国際エネルギー機関(IEA)と国立インド変革委員会(NITI)は、インドにおける低炭素型エネルギーへの移行に関するワークショップを開催した。同国では近年、電力部門における再生可能エネルギーの比率が増大しているが、電力システムは石炭火力を念頭に構築されており、CO2排出量を大幅に削減するには課題がある。再生可能エネルギーが増えれば電力システム全体の柔軟性向上が重要になる。そのためインドでは、電力網の拡充、貯蔵や需要面の対策を含めた包括的な取組を行う必要があるという。会合では、IEA代表者は、他国の成功事例等を示し、課題解決を支援するためのIEAの活動にも言及した。IEAや業界専門家からは、石炭火力発電所の近代化と低効率発電所の廃止に加え、将来的にはCO2回収・貯留技術も視野に入れること等の必要性が提言された。NITI側は、インドは数値目標を設定して、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーによる発電能力の大幅な向上を目指しているが、各州での導入状況にはばらつきがあるため、中央政府と州政府の協力も必要だと述べた。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 火力発電 | エネルギー | インド | 国際エネルギー機関 | IEA | ワークショップ | 電力 | 低炭素型
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