ドイツ連邦内閣は、代替建材と土壌保護に関する複数の命令で構成される包括令案を承認した。包括令の中心は、新たに策定された代替建材令で、建築廃棄物、金属生産において発生する屑、熱プロセスで発生する灰を原料とする、鉱物性の代替建材の生産について規定している。さらに道路や鉄道網、防音壁、遮蔽壁といった技術的構造物におけるこれらの素材の利用について、土壌保護や地下水保護の視点から特殊な基準を設けた。このほか、採掘地の埋め戻しに使用可能な素材や代替処理法の開発を必要とする素材について規定した連邦土壌保護・土壌汚染令の初の改正も含まれている。代替建材と土壌保護という二つのテーマは、特に道路工事や建材・廃棄物処理の分野において重要である。これまでは統一した規定がなかったが、今回の統一規定の導入により、鉱物性の代替建材に関する合意の形成、リサイクル可能性の向上、競争のゆがみの回避が期待されている。包括令の施行には、今後、連邦参議院と連邦内閣の承認が必要である。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | リサイクル | 地下水 | ドイツ連邦環境省 | 廃棄物 | 土壌 | 建材 | 鉱物 | 構造物 | BMUB |
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