ドイツ連邦環境省の提案に基づき、連邦内閣は廃電気・電子機器法(ElektroG)の改正案を承認した。法案の目的は、電気・電子機器廃棄物の収集量の増加、資源となる金属の回収、環境上適正な処分等である。今回の改正により大型販売店(売り場面積400平方メートル以上の販売店)は、製品の新規購入時には同等の使用済み電子機器の引き取りを義務付けられる。小型の電子機器(一辺の長さが25センチ未満のもの)の場合には、大型販売店は同等の製品の新規購入がなくても使用済み機器を引き取らなければならない。これにより消費者にとって使用済み電子機器の返却が今までより容易になる。また今回の改正で、金属の高品位処理も強化され、使用済み電子機器の国外への違法な輸出も食い止められる。連邦環境大臣は、今回の改正は「ゴミになる使用済み電気・電子機器の量を減らし、貴重な資源の保護にもつながる。ドイツですでに構築されている収集ルートを拡充し、EU指令の達成のみならず、環境にも消費者にとっても有益なシステムを築くことができる」と述べている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 電子機器 | ドイツ連邦環境省 | 廃棄物 | 金属 | 資源回収 | 廃家電 | 適正処理 | BMUB |
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