ドイツ・ボンで開催されていた国連の気候変動会合が2009年4月8日に閉幕。デ・ブーア気候変動枠組条約事務局長は、気候変動の影響への適応等多くの分野で各国の隔たりが狭まり、今後は、テキストに基づく集中的な交渉に移行する必要があるという見方を示した。今回、同条約に基づく長期協力活動に関する特別作業部会(AWG-LCA)では、排出削減、適応、財政支援・ガバナンスに関する国際協力の強化方法を検討。工業国と途上国の技術協力、途上国での森林破壊からの排出削減等について積極的な議論を行った。また、京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)では、削減の規模、排出量取引やプロジェクトベースのメカニズムの改善、土地利用・土地利用変化・林業の扱いについて検討。工業国の2013年以降の排出削減等に関する交渉テキストを準備する権限をグループ議長に与えることで合意した。次回会合は6月1~12日まで、ボンで行われ、交渉テキストの最初の案が俎上に上がる。
情報源 | 国連気候変動枠組条約事務局 プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約事務局 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 地球温暖化 | 気候変動枠組条約 | ドイツ | 京都議定書 | UNFCCC | ボン | AWG-LCA | AWG-KP | 交渉 |
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