ドイツのボンで開催されていた国連の気候変動交渉会合が、2009年6月12日に閉幕した。気候変動枠組条約(UNFCCC)のデ・ブーア事務局長は、各国がコペンハーゲン会議での成果として求めていることがより具体的になったと評価し、「私見では、コペンハーゲンでの効果的で野心的な合意が見えてきている」と述べた。「UNFCCCに基づく長期協力活動に関する特別作業部会(AWG-LCA)」では交渉テキストに多くの重要な要素が加えられ、交渉のペースが加速。「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)」では、土地利用・土地利用変化・林業部門からの排出削減策について進展があったが、今後、2013年以降の各工業国・工業国全体の排出削減目標を決定する必要がある。デ・ブーア事務局長は、現在の目標は、気候変動による最悪の事態を回避するために科学的に示された削減幅(2020年までに1990年比25~40%減)からは未だに遠く、コペンハーゲン会議までの間にさらに野心的になる必要があると述べた。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局 プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 国連 | 気候変動 | 温室効果ガス | 特別作業部会 | 京都議定書 | UNFCCC | ボン | AWG-LCA | AWG-KP |
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