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 国際エネルギー機関、燃料燃焼によるCO2排出量の2013年までの推移を公表

発表日:2015.11.04


  国際エネルギー機関(IEA)は、気候変動パリ会議を前に、2013年までの燃料燃焼によるCO2排出量の詳細な分析結果を公表した。これによると、人間活動による温室効果ガス発生源の3分の2近くを占めるエネルギー関連のCO2排出量が、2013年にはその前年より2.2%(0.7ギガトン)増加し、32.2ギガトンになった。2000年以降の年平均増加率は2.5%であり、増え方は平均を下回った。内訳をみると新興諸国の排出量が、主に石炭消費の増加によって4%増加した一方、先進諸国の排出量は変化しなかった。世界の排出量の3分の2をわずか10か国(新興国と先進国が5か国ずつ)が排出しており、中国とアメリカの2国で14.1ギガトンを占める。一人当たり排出量では、中国はアメリカの5分の2強に過ぎない。ただし、アメリカの一人当たり排出量は1990年以降16%減少したが、中国は一人当たりGDPの急増に伴い、同期間に3倍に増えたという。2014年の世界のエネルギー関連CO2排出量は、IEAが2015年6月に公表した速報で前年と同じと推定している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 石炭 | 温室効果ガス | CO2排出量 | 燃料 | エネルギー | 中国 | アメリカ | 国際エネルギー機関 | IEA
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