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 国際エネルギー機関、初のクリーンエネルギー進捗報告書を発表

発表日:2011.04.06


  国際エネルギー機関(IEA)は、第2回クリーンエネルギー閣僚級会合において、クリーンエネルギー技術の進捗状況を評価し、今後に向け各国への提言をまとめた初の報告書を発表した。同報告書によると、再生可能エネルギーや電気自動車などのクリーンエネルギー技術は著しい進歩を遂げているが、化石燃料に対する需要の伸びはその進展を上回っているという。IEAは、この現状を変えるためには、化石燃料に対する補助金の廃止やクリーンエネルギーに対するインセンティブの実施など、より積極的なクリーンエネルギー政策が必要であると主張している。化石燃料への依存は、政治的安定や経済活動へのリスクであり、環境面での持続可能性も脅かすものだが、現状では、気温上昇を2℃以内に抑えるというカンクン合意の目標からはますます遠ざかっている。しかし、クリーンエネルギー、特に太陽・風力エネルギーへの早急な移行が可能であることを既に実証した国も多い。IEAは、今後は長期的支援を行うとともに、さらに意欲的かつ効果的な政策を打ち出す必要があるとしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 電気自動車 | 国際エネルギー機関 | IEA | 化石燃料 | 報告書 | クリーンエネルギー | 気温上昇 | 持続可能性 | カンクン
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