ドイツ連邦内閣は、オゾン層保護のためのモントリオール議定書キガリ改正を批准する法案を承認した。同改正は温室効果が高い17種類のハイドロクロロフルオロカーボン(HFC)の生産と使用を規制し、段階的に85%削減することを義務付けている。改正は2016年10月、ルワンダの首都キガリでの同議定書締約国会議で197か国により採択されたもので、20か国以上が締結すると2019年1月1日に発効する。ドイツでは今後、連邦議会と連邦参議院が承認すれば、この改正を最も早く批准した締約国の一つとなり、キガリ改正の発効の基盤を築くこととなる。同改正は削減の約束期間を設けており、先進国は、2019~2036年、途上国は国によって2024~2045年、あるいは2028~2047年となっている。現在、世界的に冷蔵や冷房設備の需要が高まっており、冷媒として使われるHFCも増加している。ドイツ連邦環境大臣は、「世界の気温上昇を2℃未満に抑えるためにも、同改正の早期の発効が重要である」と述べている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境省 | 排出削減 | HFC | モントリオール議定書 | 冷媒 | BMUB | ハイドロクロロフルオロカーボン | キガリ改正 |
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