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 国際エネルギー機関、「2017年版世界エネルギー展望」を公表

発表日:2017.11.14


  国際エネルギー機関(IEA)は、「2017年版世界エネルギー展望」を公表し、1)アメリカでの石油ガス生産の復活、2)再生可能エネルギーのコスト低下と急伸、3)エネルギー構成における電力比率の向上、4)中国におけるクリーンエネルギーの拡大、を主因として世界のエネルギーシステムは大きく変化すると分析した。2040年までに世界のエネルギー需要は30%増加する見通しであり、これを賄うエネルギーとして筆頭に来るのが再生可能エネルギーと天然ガスだと説明する。天然ガス市場においては、アメリカが2020年代半ばまでに世界最大の液化天然ガス(LNG)輸出国になるなど、構造変化が加速するという。IEAは、2017年版では中国にも着目し、クリーンエネルギー技術を推進する同国が、風力や太陽光、原子力、電気自動車の分野で世界を牽引しつつあることや、世界の動向を左右し得ること等も論じている。なお、今回は初めて「持続可能な開発シナリオ」を収録し、気候変動の緩和、大気浄化、現代的エネルギーの普及率向上を実現するための道筋も提示した。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | エネルギー | 天然ガス | 中国 | アメリカ | 国際エネルギー機関 | IEA | クリーンエネルギー
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